独白
完全なる孤独である。 家族にも社会にも必要とされない人生。 頭痛とともに目覚め、取りたくもない流動食を流し込み、数々の痛みや後遺症に耐えながら、痛み止めと精神安定剤を飲んで、一日中薄暗い部屋で過ごす。もはや曜日の感覚も無い。体重は10kg近く落…
大切な友人がいる。 「友人」は、普通は学生時代にできるもので、社会人になってからの知り合いは利害関係が絡むため、なかなか「友人」にはなり得ない。ところが彼は、僕が新卒で入社した会社の同期になって以来の付き合いである。車のことを書いた日記で少…
GWの中日。今日は雨である。 母親は雨の日が好きだと言っていた。 当時の僕にはよく分からなかったが、今ならば少しは分かる気がする。雨が降っているとなぜか心が落ち着くのだ。最近はYoutubeで、川のせせらぎの音やたき火の音をずっと流していたりする。自…
良くない近況報告をしようと思う。 残念ながら面白半分でこのブログの存在を周囲にバラした輩がいるので、面白がって見ている面識のある知り合いもいるだろう。そういった不幸目的で見ている連中にとっては、喜ばしい報告になるだろうか。人間の悪意は底なし…
前回の更新から日が空いてしまった。 どうしてもネガティブな内容になってしまうので、あまり筆が進まないのだ。書いていると、母親との思い出や、自分が元気だった頃を思い出して涙が止まらなくなる。胸が苦しくなって、頭を掻きむしりながら涙をボロボロこ…
母親の初命日である。 思い出しながら文章を書いていると、病気で自分のことばかり気にしていたため、母親の体調まで気に掛けてあげられなかったことなど、様々な後悔がよぎる。 1年前の今頃の僕は、強力な抗がん剤の投与を終え、ベッドの上で横になっていた…
色々と落ち着いたので、少しずつ書いていきたい。 ブログでは明確には記述していなかったが、僕が抗がん剤治療で入院しているとき、母親が福岡の自宅で倒れ、数週間の昏睡状態を経て亡くなった。昏睡状態中の病院への見舞やその後の葬儀などは、抗がん剤の副…
急にアクセス数が増えている。心配して来てくれてる人もいるのかもしれないが、多くは他人の不幸が大好きな人なんじゃないかと邪推してしまう。 他人の不幸が好きで好きで堪らない人種は残念ながら一定数存在する。 昔の厭な思い出がよみがえってくる。 2回…