30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

6/23 近況

悪い癖が出てすっかりサボってしまった。

特にこれと言った変化はないが、日常生活が問題なく送れるくらいには回復をしてきている。心配なのは何もしない暮らしに慣れきってしまっているので、仕事にちゃんと復帰できるかと言うこと。最初は苦行だったニート生活にもすっかり慣れてしまい、勤労意欲が多少減退しているのも事実。とは言え妻に助けてもらってばかりのヒモ生活も情けないので、復帰を視野に入れ始めねばと思いつつ…今日も何もしていない。

一応最近の僕の病状をば…

 

・手足

日常生活には支障はないが、手足の痺れが抜けない。書類を書いているとすぐ腕がだるくなるくらいには重いので、それなりに困ってはいる。恐らく抗がん剤の副作用だろうが、医者に聞いても原因不明とのこと。まあいずれ治るだろうと楽観はしているが。

・体力

近所の公園まで歩きに行くリハビリを始めた。1キロ歩いたらもうハアハア言ってしまい、オバチャンにも抜かれる始末。ああ情けない。マラソン復帰なんて夢のまた夢だな。

・髪の毛

完全に生えそろったので、先日半年ぶりの美容室に行ってきた。なぜか髪質が完全に変わってしまっており、以前は直毛だったのが、今ではくせ毛っぽくなってしまった。原因は謎だが、くせ毛に憧れていたのでちょっとラッキー。

・鼻

腫瘍が小さくなって以前より鼻の通りが良くなったようで、香水の匂いだとか比較的強いものに限られるが、一日に何回かニオイを感じることがあるようになった。僕はそのことを「ラッキータイム」と呼んでいるのだけども、今日は外れで、犬のウ〇コの臭いだったというお話。

・目

右目の視神経が陽子線でダメージを受けているようで、涙が止まらないときがある。福岡はPM2.5の影響が強いようで、晴れの日なんかには涙がボロボロでて困る。ジョジョに出て来る「涙目のルカ」のような感じだ。グスッ。

・眉毛

陽子線の影響で麻呂みたいだったのが、結構生えそろってきた。

・顔の火傷

右目は火傷で相当腫れぼったくなっていたが、最近は大分開くようになってきた。顔の火傷も大分引いて来て、電灯の光に照らしたくらいだと火傷の痕は分からないくらいには回復している。ただ、写真なんかを撮ると明らかにダメージが残っているのは見て取れる。右のマブタは写真だと殆ど閉じ掛かっているし、火傷の痕も結構鮮明に写る。相当人相が悪く映ってしまうので、犯罪を起こしたらきっとこの写真が使われることだろう(笑)

・頭(脳みそ)

大分頭の働きが鈍っている。陽子線でダメージを受けて脳が縮小している可能性もあるらしい。本を読んでも頭に内容が入ってこなかったりする。リハビリのために計算問題なんかを暗算で解いたりしているが、まだまだ回復には程遠い。っていうか本当に頭が働かない。このまま朽ち果てていくのではないかという強い恐怖がある。

・食欲

入院の影響で胃が小さくなって食べる量は減ってしまったものの、食欲自体は入院前と同じくらいまで戻った。ただ、揚げ物のような脂っこいものではなく、野菜とか魚の方を好んで食べるようになった。酒も少しは飲めるようになった。とは言っても、入院前の数分の一くらいの量だが。

 

 

…と比較的良好な経過ではなかろうかと思う。この病気になったのが50代だったら、もう働く気なんか起きなかっただろうが、僕はまだまだ30代。あと30年は働かなくてはならない。ということで病気との折り合いを付けつつ、今後の仕事をどうするかどうかの検討をし始めようと思う。

さて、そろそろ人生を取り戻しに行きますかね!