30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

7/25 8D:口の中が火事

入院28日目・放射線治療8日目。

放射線の副作用により口腔内にかなりのダメージが出ている。

・喉は、風邪を引いたときのような常時腫れた状態で、唾をのみ込むだけで痛い。

・舌は、熱いものを食べたときにヒリヒリするような状態がずっと続いている。

・口全体には、うっすらと口内炎ができている。

・唾液の分泌量が減っているので、口の中は常時乾燥している。

 

正直かなりしんどい。何を食べても飲んでも痛いし、抗がん剤のせいで味がしないと来ているので、何も食べたくない。食事をとる意義を見いだせない。飲み物も、オランジーナという炭酸飲料を今までは好んで飲んでいたが、もう炭酸ですら口に痛みが走るので飲めなくなってしまった。

今はカロナールという痛み止めで抑えているが、早晩限界が来るだろう。そして何より恐ろしいのが、まだ15回の放射が残っているという事実だ。序盤でここまでダメージがあるのだから、終盤の苦しみは推して知るべしだろう。

 

陽子線の方がより口腔に近い箇所に照射していたにも関わらず、後半まで口の中にダメージが出ず、そのダメージも比較的軽微だったのとは大違いだ。やはり300万円掛けるだけのことはあって、素晴らしく高度な医療だったのだと身をもって実感している。陽子線・放射線の両方経験した人間が言うのだから、かなりの説得力があるだろう。残りの重粒子線をする羽目にならないことを祈るばかりだ。

医療ジャーナリストの方、インタビュー受けますよ(笑)