30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

9/6 8月分のショバ代

放射線終了から14日目。

放射線から2週間経った。喉の痛みはもう殆どない。

 

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退院時に支払った8月分の入院費のことを忘れていた。〆て41万ナリ。

7月分は45万だったが個室代も含まれるので、8月分は純粋な医療費だけということになる。標準的ながん治療では1ヵ月40万程度の費用が必要になるということだ。しかし、この殆どは高額医療費制度により戻ってくるので、入ってる社会保険にもよるが実質負担は6~8万程度で済む。

つまり、陽子線治療など特殊な先進治療をしない限り、がん治療の医療費そのもので経済的に困窮するケースは殆どないということだ。どちらかと言えば、働けないことによる収入の減少が経済的には大きく響いてくるが、大抵のケースでは傷病手当で乗り切ることができる。つまり、社会保険が充実していて傷病手当が受け取れる会社員などの場合、当座の蓄えがあれば、がん保険・健康保険の任意保険には入る必要はないと言える。

世知辛い話になってしまうが、任意保険に入る必要があるのは、会社に所属していない・もしくは正社員ではない人で、蓄えが無い人ということになってしまう。この立場の人たちは、病気になった瞬間に一瞬で家計が崩壊してしまう。

蓄えのある人がそれゆえに保険に入らずともよく、蓄えの無い人がそれゆえに保険に入らなければならない。僕が長期の闘病生活で目の当たりにした何とも切ない現実である。