30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

3/18 現状

放射線終了から206日目。

リンパ郭清・放射線治療から半年、陽子線治療からは2年近く経過した。参考になるかどうかは分からないが、最近の体の調子でも書いておこうと思う。

元々視力が悪いのもあるが、陽子線の影響で極端に視力が下がったという実感はない。僕の腫瘍は目の方に行かずに、脳に方に向かっていたというのも関係しているだろう。ただ、陽子線の副作用で視神経が焼けているので涙が酷い。

嗅覚は相変わらず無い。多分一生戻らないのだろう。

鼻水は、前に比べると幾分かマシになったが、相変わらず流れ落ちてくる。ただ、鼻づまりは殆どない。鼻水が激しいのと鼻づまりが酷いのはどっちがマシなんだろうか。

腫瘍が癒着して塞がっていた鼻の穴が、前回の入院で開通しているので、少しは呼吸が楽になった。イビキも随分と減ったようだ。

放射線の影響で唾液が減っていることもあり、口腔内の定期的なケアが必要不可欠とのことなので、がんセンターで紹介してもらった歯医者に定期的に掛かっている。

半年経って、唾液の量は大分戻ってきたようだ。放射線の影響が歯茎に及んでいるのか、歯根が部分的に露出するようになってしまったため、プラスチックで埋めている。

嚥下力が落ちているのか、食事の最中にむせることが多くなった気がする。

味覚

大分戻ってきたと思うが、甘味・塩味は5割くらいしか感じない。この2つが一番戻って欲しいのだが。もう放射線治療から半年近く経つ。果たして戻るのだろうか。

リンパ痕

医者の友人曰く「かなり綺麗な傷口」とのことだったので、先生の腕がよかったのだろう。しかし、違和感は半年経った今でも消えない。きっと一生消えないのだろう。顔面の一部麻痺は相変わらず続いている。

身体本体

リンパ切除のせいなのか、体温調整が上手くできなくなったように感じる。寒気を感じることが多くなり、少し辛い物を食べただけで汗が止まらないなどチグハグな感じだ。

食欲は少しずつ戻っているので、体重が60kg後半くらいまで戻った。

不定期に頭痛が襲ってくる。何もできないくらい頭が痛い時もある。ずっと頭にモヤが掛かっているような感じがして、病気前に比べると頭の働きが鈍った気がする。医者が言うには脳に影響が及ぶことはないとのことだが、僕の実感としてはある。

というわけで

これでもかというくらいに首から上に影響が出ている。正直言って結構しんどい。でも、傍からは、鼻栓をしている以外は健康人に見えるようだ。いいのか悪いのか。

 

僕はこれだけの苦痛が重なっているにも関わらず、気が狂わずに生きている自分が信じられない。いや既にもう狂っているのかもしれない。狂っているからこそ、この針のムシロが敷き詰められた道を淡々と進んで行けるのだ。