がん治療前に保存した精子の保管期限が近づいてきたので、さらに2年の延長をした。今回も便宜を図ってくれて、電話受付の上、遠隔での手続きで済ませることができた。
2年前の日記を読み返して、本当に苦しい時期だったことを思い返す。
手術の副作用がとにかく苦しくて、食事もろくにとれず、また、離婚を始めとして人間の悪意に触れる機会が多くあり、とにかく心身ともに疲弊していて、希望が見えなかった時期だ。あれから2年でよくぞここまで人生を立て直したものだと我ながら思う。
今日の僕は2年前に腐らず諦めず努力を続けた僕自身により救われているのだ。2年後に生きていれば、その時の僕は今日の僕に対して何を思うのだろう。2年後の自分自身に感謝されるように、これから2年間、また頑張って行こうと思う。