G検定というAI関連の資格を受けた。受験料が13200円とお高い試験なので、自費では受けようとは思わないが、会社が受験費用のみならず、参考書代まで出してくれるとのことで、受けることにしたのだ。
このG検定はネット受験なので、何をしてもいい。つまりGoogleで検索しようが、カンペを見ようが、本を参照しようが、文字通り何をしてもいいのだ。しかし、問題量が120分で200問と非常に多いため、1つ1つ検索しては、絶対に間に合わない。よって、問題を解く際の戦略が重要になる。
今回は、内容を詳細に理解する必要は全くなく、ワード同志を関連付ける浅い理解で十分だったので、参照データの整理が主な戦略となった。また、マウスを使うとキーボードを打つときに時間を取られるので、全てタッチパッドで完結させる、などの形式的な戦略も意外と大切になる。
結局、1週間前から勉強を始め、勉強時間は15時間程度。うち半分は、カンペなどの迅速に検索できる参照データの整理に充て、残りの半分は、質問内容がどの分野の用語であり、どの本・どのカンペのどの場所に書いてあるか、などの知識の関連付けに充てた。前日にネットの模試を解いて、シミュレーションは万端だったが、本番ではテストの文章からのコピペができなくなっていたので、検索に時間が掛かり、そこだけ予定外だった。もっとも、それ以外は概ね予定通りに対応できた。
結果は、まず間違いなく合格だろうという出来だ。
G検定ではAI関連の試験とは言え、職務発明に係る特許法・AIに係る著作権法・限定提供データに係る不正競争防止法…など、知財関係の法令が多く出題された。これらは検索せずに対応はできたので、某知財資格所有者として面目躍如といったところだろうか。しかし、この試験を受けながら、著作権法と不競法がかなり改正されているのを知ったので、知識が錆びつかないように久々に知財法の勉強をする必要がありそうだ。
知財とAIって喰い合わせがかなり良さそうなので、今後、G検定の上位資格のE資格についても、会社が金を出してくれるなら検討していきたい(笑)病気でいつまで働けるか分からない以上、色んな可能性を準備しておくのはとても大事だ。