今までは知人には病気の連絡をしていたが、今回は特に連絡もしないことにした。親しい人にはこのブログも教えているし、問題ないだろう。
正直なところ病気の連絡をされても、どういう反応したらいいのか困るだろうしね。ただでさえ僕は3回目の発病なんだから。5年振り3回目とか甲子園じゃあるまいし。仮に僕が連絡せずに死んだところで、風の噂で広がっていって、ちょっとだけ親しかった人の心を一瞬だけ乱して、それで終わり。「ああ、そんな人いたね」と。そんなもんだ。
これは別に世の中の薄情さを呪っているわけではない。僕自身だって、ちょっとした知り合いが死んだところで、たとえ昔親しくしていたとしても、同じような反応をするだろう。結局、人は一人で死んでいくのだ。
文面だけ見ると陰気で後向きな文章に見えるかもしれないが、これはこれで病気に対する、僕のそれなりに前向きな決意表明でもある。昔からの読者の方なら、分かってくれるだろうか。
今までだって一人で乗り越えてきたんだから、今回もきっとやれるさ。