本日より入院である。
車を使わないと移動で電車の乗り継ぎがかなり大変だが、病院の駐車場に入院患者は長期駐車できないため、病院近くのコインパーキングに駐車することにした。帰りの運転が多少不安ではあるが、車で移動できると体力的な負荷が全く違う。地元ならば、移動のサポートも受けられたが仕方あるまい。
この辺りも病院側は、入院患者は周囲より当然のサポートを受けられることを前提にしているように感じる。僕は職場では、金を稼ぐ場と割り切って深い人間関係は構築していないし、コロナの影響もあって、この土地でのプライベートでの交友関係も皆無である。もっとも、コロナを言い訳にしているが、病気になってからは、人間関係を積極的に構築しない世捨て人のような生活をしているため、自業自得ではある。
今日明日は事前検査をし、3日目より抗がん剤の投与が始まるとの説明を受けた。
個室を希望したが、残念ながら叶わなかった。重篤な患者を優先して個室に入れる方針とのことで、比較的若い僕が後回しにされるのもやむを得まい。この病院に入院できるのは、ある意味、病人としてのエリートだけだ。
色々な病院に入院してきた僕だが、今回の病院は、ご飯の量が少ないことを除けば、概ね快適である。とは言え、抗がん剤の副作用で食欲も無くなってくるだろうから、この不満も強制的に解消されるであろう。
抗がん剤は久しぶりだがどうなるだろうか。
もう昔ほど若くもない。
