抗がん剤の投与中は、一時的な体の変調がある。
非常に喉が渇く。なにかとうるさい大部屋で寝るのも体が慣れてきたが、喉の渇きには勝てず夜中に何度も目が覚めてしまう。5年前に放射線治療をした時の喉が灼け付くような渇きと似ていて、あの時の苦しさを思い出す。
無性に甘いものが欲しくなる。もともと味覚障害がある上に、抗がん剤でさらに味覚が鈍磨していることから、強烈な甘みが欲しくなる。認めたくはないが、がん細胞というものはエネルギーを欲するのだろう。
皮膚が荒れる。最近はPCやスマホの指紋認証が反応しない。
シャワーの着替えなどの片足立ちができなくなった。
肉体が弱ると精神も弱ってくる。思考が空転する。
もう厳しいのかなぁ。