30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

2023/4/19 サイバーナイフ6日目

今回の入院期間は2週間程度である。

初回発病時の入院のように3か月近く病院暮らしをするよりは大分マシではあるが、2週間でも精神的にはそれなりにきつい。せめて治療のない土日は外出して気分転換でもできれば助かるのだが、コロナの感染予防で外出もできない。「外出できるけどしない」と「外出がそもそもできない」には雲泥の差がある。

また、コロナのせいで面会が原則禁止なので、看護師さん・作業療法士さんくらいしか話し相手がいない。お陰でかなり独り言が多くなった気がする。

そういえば、スペインで独りで500日の洞窟生活をした人がニュースになっていたが、凄まじい精神力だと思う。もっとも、研究の一環での活動であり、何より「必ず終わりがある」から耐えられるのだろう。

この「必ず終わりがある」というのは精神の安定において重要である。僕の場合も今回の治療の結果、ある程度の明確な効果が多少は保証されていれば、頑張る気力も湧くのかもしれないが、先が見えない現状だと高々2週間でも長く感じてしまう。さらに病気自体も再々発で、もう何回再発するんだ、と8年前から続く終わりの見えない闘病に、いい加減うんざりしてくる。結末はどうでもいいので早く終わって欲しい。

 

そんな入院生活での楽しみと言えば食事くらいである。

僕は放射線治療で味覚が大分弱っているので食事にそこまで楽しみを見出していないが、そんな僕でも楽しみになるくらいである。今回の治療で入院している病院は、今まで入院してきた病院の中でも食事がおいしいほうだ。

今回のサイバーナイフは、副作用で味覚障害も可能性は低いが出るかも?くらいの確率だったが、元々味覚が弱いので、そもそも味覚障害が出ているのかもよく分からない。再発時の放射線治療のように、味覚が完全に無くなっていないので、恐らく副作用は出ていないのだろうと思う。

とりあえず残り1週間、頑張って乗り切ろう。