テレビを全くと言っていいほど見ない僕だが、「M-1グランプリ」と「クイズ 正解は一年後」は年末行事として欠かさず見ることにしている。
「M-1グランプリ」は、もちろんコンテンツ自体が圧倒的に面白いから見ているのだが、年齢が自分と同じくらいの人がチャンスを掴み、人生を逆転させていく姿に強いカタルシスを覚えるのも大きい。ドキュメンタリーを見ているかのような胸を打つ瞬間がある。大人が人生を賭けて全身全霊でぶつかり合う、甲子園的な闘いが単純に好きなのだ。
「クイズ 正解は一年後」は、年初にこの1年間で何が起きるかを予想して、年末に答え合わせをするという番組だ。途中からボケ倒しの大喜利大会になるのもお約束で、クイズとバラエティとお笑いのバランスがとても絶妙だ。出ている芸人が全員好きなのと、あまりにバカバカしくて心の底から笑えるので、見ている間は苦しい現実を忘れられる。
何より、この番組は「時間」という最も貴重なものを丸々1年使って作られている。そのこと自体が、あらゆるものが一瞬で消費されていくこの世の中に対する、アンチテーゼのようにも思える。時間の貴重さを、身をもって知るようになった僕だから、そう強く感じるのかもしれない。
今年は病気が悪化して、声が出なくなって、食べ物も食べられなくなって、人生で最悪の一年だった。ここ数年は毎年、人生最悪の年を更新し続けている。よくまだ生きているなと自分でも思う。もう、この延々と続く罰のような人生から、赦されたい。
僕は来年もこの番組を見ることができるのだろうか。
さて、「正解は一年後」