証明写真を撮りに行った。近く免許の更新があるからだ。
免許の更新時に撮ってもらえばいいのだが、免許更新所での写真はどうやっても酷く写ってしまう。今の僕の顔ははっきり言ってボロボロなので、少しでもマシな写真で更新したいという思いから、スーツを着て、高めの証明写真機で撮っておくことにしたのだ。
しかし、撮られた写真を見て衝撃を受けた。
陽子線の焼け跡が以前よりもさらに強く赤くなっており、目頭と鼻の付け根の周辺が真っ赤である。鼻も鼻腔の手術の影響で歪んでおり、奇妙なほど大きく見える。顔の右側は腫瘍が大きくコブのようになっており、顔の輪郭を歪ませている。左目のまぶたが余り開いていないので、左右の顔貌が全く違う。まさに化け物である。
結局3回撮り直したが、どれも似たような出来栄えで、絶望するしかなかった。
そして、これが紛れもない現実の姿だと思い知ったのだ。
帰りの車の中では涙が止まらなかった。
自分がこんな化け物みたいな容貌になっているのが恐ろしい。
文字通りこんな醜態を晒してまで生きている意味はあるのだろうか。
最近は早く人生が終わってくれることだけを願っている。