財布を変えた。 僕は社会人になってから、16年ほど同じ財布を使い続けてきた。日本製の黒のコードヴァンの財布は頑丈でとても気に入っていたが、16年も経つとさすがに限界が来て、3年前に別の財布に変えたのである。しかし、変えた途端に、病気の再発、母親…
コメント欄を復活させることにしました。 昔のように色々な方と交流して、心の潤いにしたいと思ってます。 以前もそれなりにコメントを頂いて、楽しくやり取りをさせて頂いていたのですが、よく分からない人達に粘着されてから、コメント欄を閉鎖していまし…
さて、前回の続き。 この「ソマトスタチン受容体シンチグラフィ」は、下図のフローで2日に渡って行われる検査である。事前説明を受けた際は、「MRIの様な大掛かりな装置でもなし、大した検査でもなかろう」と高を括っていたのだが、数々の検査を乗り越えてき…
先日の日記にも書いたが、ガンのさらなる転移の可能性がある。場所は鼻腔の眼球付近である。とは言っても、放射線科・頭頸耳鼻科ではシロ、内科ではクロという見立てで、シロ寄りのグレーといったところだ。 そして、困ったことに、仮にそこがガンだったとし…
車をぶつけてしまった。 夜に飲食店の駐車場にバックで停車しようとしてのことだ。駐車場にほとんど空きがなかったので、端の無理やり作ったような駐車スペースに入れようとしたが、僕の車も隣の車も3ナンバーで互いの余裕スペースが少なかった上に、周囲が…
お盆に活けた小菊がまだ咲いている。 水を定期的に変えたり、花延命剤を使ったり、枯れかけた部分をまめに剪定したり、夜は風通しの良い場所に置いて休めたり、と丁寧に世話をしているのもあるだろうが、中々の長生きである。 とは言え、3週間も経つと、さす…
先日、福岡で母親の初盆の法要を済ませてきた。 もうすぐ1年が経とうとしている。早いものだ。 あの時の僕は体調も最悪で、もう1年は持つまい、と思っていたのだが、不思議なものでまだ生きている。本当に不思議である。 1年半近い治療をしてきたが、結果一…
>読者の皆様 長期間更新が止まってしまいご心配おかけしました。 各種法要、実家の整理・引払い、副作用による体調不良などで肉体的・精神的に苦しい日々が続き、ブログを更新する気力が湧きませんでした。最近ようやく日常生活が送れるくらいには復調し、…
色々と落ち着いたので、少しずつ書いていきたい。 ブログでは明確には記述していなかったが、僕が抗がん剤治療で入院しているとき、母親が福岡の自宅で倒れ、数週間の昏睡状態を経て亡くなった。昏睡状態中の病院への見舞やその後の葬儀などは、抗がん剤の副…
お母さん、こんなどうしようもない人間が息子でごめんなさい。 ごめんなさい。
どれだけ頑張っても無駄なのだ。 頑張った分だけ不幸が襲ってきて、津波のように全てを洗い流していく。 繰り返しだ。この繰り返しだ。 不幸になるように運命付けられているのだ。 そう、どれだけ頑張っても無駄なのだ。 最初から頑張る必要などなかったのだ…
涙が止まらない。 嗚咽が止まらない。 自分の感情をコントロールできない。
酒を、飲んでいる。 毎晩毎晩、飲んでいる。 やぶれかぶれで、飲んでいる。 本当にこの絶望が、現実なのだろうか。 現実とは、ひたすら残酷で容赦のないものだ。 気が狂いそうである。いや、もう狂っているのだろう。 狂っているからこそ、この狂った現実を…
急にアクセス数が増えている。心配して来てくれてる人もいるのかもしれないが、多くは他人の不幸が大好きな人なんじゃないかと邪推してしまう。 他人の不幸が好きで好きで堪らない人種は残念ながら一定数存在する。 昔の厭な思い出がよみがえってくる。 2回…
毎日頭が割れるように痛い。 早く全ての苦痛から解放されたい。 もう疲れ果ててしまった。
自分が自宅で死んだとしても、気付く人はいない。 せめて風呂の中で死ぬことだけは避けなければ。
あとは一人で朽ち果てるときを待つのみ。 何とも惨めで報われない人生であった。
母親が倒れた。 急遽退院して今は母親の病室にいる。 昏睡状態でもう厳しいだろう。誰もがいなくなる。 信じられないが紛れもない現実なのだ。 俺はこの呪われた人生を呪う。
悲しい出来事があった。怒りを通り越して、悲しくなったのだ。 視覚障碍者・聴覚障碍者に対してしたら許されない言動でも、嗅覚障害者に対しては許されるものなのかね。PCの変換でも、視覚・聴覚のほうは「〇〇障碍者」と変換されるのに、嗅覚のほうは「障害…
投薬の翌日である。眠りは浅く、胃がムカムカして吐き気を催すため、精神的に余裕が無くなってくる時期だ。 さて、今日はシーツの交換日である。新しいシーツは気持ちがいいので、気分転換になるだろう…と思って交換を待っていると、交換のアナウンスから一…
採血に問題はなかったため予定通り投薬である。 今回の薬はかなりきつい。どぎつい色の抗がん剤を投薬されているだけで気が滅入る。そして、抗がん剤を打った夜は大抵眠りが浅くなる。 看護師さんは夜中の巡回で顔に懐中電灯を当ててくるのだが、あれは何を…
今日から3クール目の入院である。 11/1から入院だとキリが良くて助かる。ある病院への入院日がある月に数日だけだと、入院費がさほどではないため、高額療養費制度に引っかからずに微妙に損をしてしまうことがある。また、入院が2月に分かれると、会社に提出…
今日は病院の外来日である。とは言っても、いつもの抗がん剤関係ではなく、がん遺伝子パネル検査という検査の説明を受けるための外来である。 しかし、朝起きると非常に体調が悪い。しかも時間が経つにつれてどんどん悪化していく。取り合えず移動できるレベ…
家に帰っても食欲が湧かない。 今までは自宅に戻れば食欲も復活していたのだが、今回はそれがない。さらに、入院前より味が分からなくなっている気がする。抗がん剤の影響だろうか。サイバーナイフの影響だろうか。多すぎて何が原因かよく分からない。 体調…
退院日、かつ、最終回・5回目の照射である。 サイバーナイフについては特に気になる副作用もなく、問題なく退院できそうだ。もっとも、僕の場合は、サイバーナイフ・抗がん剤・リンパ郭清・副鼻腔の切除など、治療の数が多すぎて、仮に副作用が起こっていた…
今日は日曜なのでサイバーナイフは休みである。 外科手術から2か月経ち、そちらの傷痕は少しずつ良くなっているのは感じるが、抗がん剤が影響する全体的などんよりとした体調の悪さは変わらない。手の痺れは相変わらずだ。手の指の関節がリウマチのように痛…
サイバーナイフ4回目。 幸いにもサイバーナイフ自体の副作用は今のところない。 さて、前回同様、体力低下防止のための簡単なリハビリをしているのだが、作業療法士から「若いときに何かスポーツされていたんですか?」という質問を受け、軽いショックを受け…
今回はあまり食欲が湧かない。 サイバーナイフの副作用ではないと思うが、抗がん剤の影響で全体的に体が弱っているのだろう。あるいは、もう病院食というだけで気持ち悪くなって、体が受け付けなくなっているのもあるかもしれない。 さっぱりしたものなら受…
サイバーナイフの2回目である。 照射自体は20分くらいで終わるので、余りやることもない。抗がん剤での入院と違って、副作用もないので、比較的のんびりと落ち着いた時間を過ごすことができる。 入院環境であるが、前回同様、今回も個室に入ることができた。…
今日よりサイバーナイフ2回目の入院である。 当然ではあるが、前回とは照射する部位は異なる。 入院手続きのために時間通りに行ったのだが、病室の準備ができていないとのことで、1時間半近く待合室で待たされることになった。不手際で病人をこれだけ待たせ…