30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発

6/8 近況報告・その他

諸事情によりコメント欄を無くしました。 このブログって僕が発病して、人前では言えない感情を吐露してきた場所でしたから、人間の醜さを体現したような内容もあります。 さらに、僕の文章って婉曲とか反語を好んで使うので、分かりにくいことは事実です。…

5/1 ゼロサム世代

大変ご無沙汰しております。 いよいよ新時代「令和」を迎えましたね。僕は数年前までは、来年を迎えられるかどうかという状態が続いていたわけで、新しい元号を迎えるまで生きることができたとは何とも感慨深いものがあります。 さて、更新がなくご心配頂い…

2/10 弁理士試験と抗がん剤と私

訳の分からないタイトルだろう。 特許制度と製薬業界というのは切っても切り離せない関係にある。薬剤に係る特許は莫大な利益を生み出すため、どんどん新しい判例が出て、議論も活発な分野で題材にされやすい。だから弁理士になって実際に薬剤を扱うかどうか…

1/25 三途の川の渡し賃

最近どうしようもない絶望感に襲われることが多くなった。 仕事を頑張ったところで、どうせいつ再発するやもしれない。金をどれだけ稼いだところで、使い途なんてないし、来年には死んでいるかもしれない。…というような、凄まじい虚無感に襲われる。 しかし…

1/14 年賀状狂騒曲

突然だが、僕の本来のよさというのは、「人のよさ」にあったと思う。太宰治の人間失格に出てくるヨシ子は「信頼の天才」とあったが、それと同じで若いころの僕は余り人を疑うということをしなかった。自分で言うのも何だが、その人のよさでもって、色々な人…

1/12 正しい道

転職して1ヵ月が経った。 フルタイムで働いて気付いたが、とにかく気力・体力が落ちている。何をやっていてもすぐに疲れてしまう。以前のようなエネルギーが湧いてこない。その度に「ああ、俺はまだ病人なんだな」ということに気付かされて、しばしば絶望感…

12/31 今年一年

年末年始は地元に戻って過ごしている。 新幹線でそんなに遠くない距離なので、移動が楽なのが助かる。病気になって体力が低下して分かったことだけど、飛行機移動は、気圧の変化に耐えなければならないから、座っているだけでも結構疲れるのだ。 新しい仕事…

12/20 定期検査

先日、九州がんセンターでの半年に一度の検査を受けた。 転職で九州は離れてしまっているのだけど、距離的にそう遠くないということと、半年に一度ということで、今のところ都度戻ってきて検査を受ける方針にしている。何より今までの経緯を知っている先生に…

12/21 もはや病後ではない

池田隼人が「もはや戦後ではない」と言ったのはいつだっただろうか。 2度目の入退院からもう2年ほど経つが、僕はその間に書いていたブログのカテゴリーを、ずっと「がん闘病記2(退院後)」としてきた。この2年間は僕にとってはずっと「退院後」だったのだ…

12/1 面白くない日記

最近は日記の内容が余り面白くないという自覚がある。 内面の苦しみを吐露したものが、人の心に最も訴えかける文章であるし、何より他人の不幸というのは面白いものだ。しかし、最近の僕の身には良い出来事が起こっている。自分で言うのもなんだが、生き死に…

11/22 種の保存三度

がん治療前に保存した精子の保管期限が近づいてきたので、さらに2年の延長をした。今回も便宜を図ってくれて、電話受付の上、遠隔での手続きで済ませることができた。 2年前の日記を読み返して、本当に苦しい時期だったことを思い返す。 手術の副作用がとに…

11/10 一気に動く

先週末は所用により東京へ。転職により、今までのように時間も取れなくなるだろうということで、お世話になった人達に会うためだ。 一時の僕は、人に全く会いたくないというくらい塞ぎ込んでいたのだけど、この1年で大分回復したように思う。そして、自分は…

11/8 弁理士結果

弁理士試験に最終合格した。 これで病気が再発して無職になっても、肩書上は「弁理士」として死ねる(笑)実はこれも士業取得の目的の一つでもあった。何を先のことを…と思われる方も多かろうが、そんなに先のことでもない可能性のある僕にとっては、どうや…

11/4 事実は小説よりも

この件について。 少し日記でも触れたが、転職が決まった。 そして、その内定先が信じられない会社だった。新卒でも入社できたかどうか分からないレベルの会社だ。しかも(元?)がん患者ということは明らかにして選考に臨んでいる。 これほど絶望的な条件を…

10/28 長崎は今日は晴だった

長崎の叔父・叔母に退院後の挨拶に行ってきた。 病気の経過は順調であること、結婚をし、離婚をしたこと、転職先が決まったこと、各種試験に合格したこと、全体としてはそれなりに順調であることを報告した。泣いて喜んでくれた。これまでは電話での細切れの…

10/27 恩人との再会

新卒で入社した会社の人事の方が福岡に来たので、博多で飲んできた。僕を採用してくれた恩人でもあり、社会人としても尊敬できる方であったので、お誘いがあったのはとても嬉しかったし、辞めた後もこうやって付き合いがあることは本当に有難いことだ。 新卒…

10/21 口述試験

弁理士の口述試験を東京で受験してきた。 口述試験では条文の暗唱・条文の趣旨・判例・事例問題が口頭試問の形式で行われる。僕は、趣旨・判例・事例問題は得意だったのでその心配はしていなかった。これらはキーワードを組み合わせて適当なことが言えるから…

9/29 便利死

何とも物騒なタイトルだ。 突然だが、弁理士の論文試験に合格した。 1度目の退院後に何があっても働けるようにと何か士業を取ろうと漠然と考えたのが受験のきっかけで、2度目の退院後の2017年に短答試験を通過、そして今年2018年に論文試験に通過したという…

9/13 山場

信じられない出来事が起こりつつある。 今までの流れからして読者の方は悪い出来事を想像されるだろうが、 珍しいことに、良い出来事なのだ。 ここまで上手く行くなんて、余りにご都合主義すぎて、 バブル時代の能天気なコメディーでもあり得ないレベルの話…

8/18 友人と会う

福岡に帰省中の高校時代の友人と会った。このブログによく出てくる彼だ。楽しい時間だった。久しぶりに心から笑った気がする。顔面の半分が麻痺してるせいで、意識して余り笑わないようにしてたから、笑ったのが久しぶりすぎて、変な感じだった。 お互いの最…

8/1 真夏の光線

陽子線治療が「公的医療保険適応」になったそうだ。 大枚をはたいて実験台になった甲斐があろうというものだ(笑) しかし、僕はたまたま対応する保険に入っていたので受けることができたが、お金が無くて泣く泣く陽子線を諦めて、亡くなって行った人も多く…

7/6 悪い夢

最近は余り精神面が良好ではありません。自分の努力ではどうしようもないことが多過ぎてほとほと参ってます。今回の内容は暗いので、不快に思う方は読まないでください。じゃあ書くなよって話にもなりますが、こうやって書くことで自分の精神が落ち着く面も…

6/17 人生の質

がんセンターに半年に1度の検査に行ってきた。腫瘍の大きさは変わらず、現状維持といったところだ。そして、鼻水も相変わらず原因不明で止まらないし、味覚もぼんやりとしたままだ。この2つが僕の人生の質の低下に大きな影響を及ぼしている。 がん治療に伴う…

6/4 悲観と楽観

このブログは基本ネガティブだ。そりゃそうだ。そもそもこのブログは、病気に係る様々な感情を吐き出すために始めたのだから、ネガティブな部分が多くなってしまうのは仕方がない。ただでさえ現実世界で無理して生きているのに、仮想空間でまで見栄や虚勢を…

4/14 認知の歪み

知られたくない人にこのブログをバラされたという事実を知ってから、僕は余りこのブログに弱音を書かなくなった(と思う)。「完全に信頼している人とその家族」か「全く知らない人」以外の「現実世界の中途半端な知り合い」に自分の赤裸々な心情を読まれる…

3/29 一応の近況

最近は特段書くことがない淡々とした日常を送っている。朝起きて、体調が良ければ少しランニングをして、仕事をして、人よりも早めに寝る。体調が悪いときは全てを休んで一日中寝る。この繰り返しだ。 味覚の問題のせいで外食はほとんどしないし、体調が悪く…

2/20 電験1種試験当日

電験1種の関係で訪問してくれている方も増えているようですが、せっかく有益な情報を期待して訪問してもらったのに、陰気な闘病ブログで申し訳ない限りです(笑)とは言え、なかなか思い入れの深い合格となったので、記憶が残っている間に試験当日の記録でも…

2/7 電験1種の結果

先日受験した電験1種に合格していた。 なお、今年の合格人数は86人。受験者数は2093人だから、合格率4.1%と狭き門だった。そして、九州での合格者は7人だったから、各県に1人ずつ。つまり、嗅神経芽細胞腫の発生確率と同じ程度の合格者しか毎年生まれないこ…

12/12 境界線

先日PET-CTを受けてきた。相変わらず高いが背に腹は代えられない。結果は「特に問題なし」。今年は穏やかな年末を迎えることができそうだ。 がんセンターに行くと、長い待ち時間を少しでも有意義に過ごすために、同病の方のブログをチェックするのが習慣にな…

12/1 臥薪嘗胆

このブログは親切(お節介)なことに「あなたは1年前にこんなことを書いています」というのを定期的にお知らせしてくれる機能がある。先日その通知があった。去年の今頃はどんなことを書いていたのだろう、と覗いてみると、そこにはこの世のありとあらゆる…