急にアクセス数が増えている。心配して来てくれてる人もいるのかもしれないが、多くは他人の不幸が大好きな人なんじゃないかと邪推してしまう。
他人の不幸が好きで好きで堪らない人種は残念ながら一定数存在する。
昔の厭な思い出がよみがえってくる。
2回目の退院後の一番苦しい時期によく飲みに誘ってきた、中高時代の同級生。最初は心配してくれてるのかと有難く思い、誘いに乗っていたが、病気の障害をネタにしたり、仕事ができてないことを馬鹿にしてきたり、不幸を煽ってきたり、昔の失敗を蒸し返したり、信用して話した秘密を周囲にバラしたり。1度や2度くらいなら流せるが、会う度にニヤつきながらダメージを与えるような言動を仕向けてくる。お人好しの僕ですら気付いてしまう程の悪意。
何のことはない、僕が苦しんでいる姿を最前列で観察して、優越感に浸りたかっただけなのだ。そんなことにも気づかず、最初は感謝すらしてホイホイ誘いに乗っていた僕は、本当に愚かでお人好しだ。
「アルジャーノンに花束を」ではないが、その事実に気づいた瞬間、悔しくて悲しくて、自分の馬鹿さ加減に怒りが湧いてきたのを覚えている。母親の「よか友達がおってよかったねぇ」という言葉とともに、今では思い出すと涙が出てくる。
結婚式に招待されるほどの仲だったのに、僕が彼に何かしたのかなぁ。
あの嬉しさをかみ殺した顔は、死んでも忘れないよ。