今日は病院の外来日である。とは言っても、いつもの抗がん剤関係ではなく、がん遺伝子パネル検査という検査の説明を受けるための外来である。
しかし、朝起きると非常に体調が悪い。しかも時間が経つにつれてどんどん悪化していく。取り合えず移動できるレベルにはなろうと、強い薬を飲み、頭をアイスノンで冷やして、何とか最低限の体調に持っていくことはできた。
今の体力では車の片道移動ですら疲労困憊してしまうので、このまま車の運転をしたらどうなるかは火を見るよりも明らかである。よって今回は、体力を温存するために新幹線で移動することにした。
僕の自宅近辺の駅から病院近辺の駅までは、新幹線1駅で移動できる。自宅付近の駅までは車で移動して、病院近辺の駅からはバスで移動する。この選択は正解で、往復の移動で体調が悪くなることはなかった。
さて、前置きが長くなった。がん遺伝子パネル検査とは、簡単に言えば、外科手術で採取したガン細胞を遺伝子検査して、当該ガンに効果のある薬があるかどうか等を判定する検査である。今日はその説明を受け、同意書にサインをする場というわけだ。
費用は10割負担だとトータルで56万円程度だが、C-CAT（がんゲノム情報管理センター）などへの情報登録を条件として、保険適用が可能となり、3割負担で17万円程度まで抑えることができる。ここからさらに外来の高額療養費制度の適用ができるので、人によっては負担は数万円で済むだろう。
この検査をすると大体1割の人が何かしらの薬剤が効果がある、という結果が出るらしい。その薬剤も、日本で承認されているとは限らなかったり、開発中であったり、臨床試験中であったりするので、実際にその薬剤を適用できる人は、実際には1割よりさらに少なくなるだろう。大体5％くらいだろうか。
僕の運命からして5％に引っかかることは無いだろうが、宝くじとしては数万円と安い割にリターンが大きいのでので、BETしてみることにする。
宝くじの結果は2か月後である。どうなることやら。
