30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

2023/11/4 入院4日目(2-3クール目)

悲しい出来事があった。怒りを通り越して、悲しくなったのだ。

視覚障碍者・聴覚障碍者に対してしたら許されない言動でも、嗅覚障害者に対しては許されるものなのかね。PCの変換でも、視覚・聴覚のほうは「〇〇障碍者」と変換されるのに、嗅覚のほうは「障害者」としか変換されない。下に見られているのだろう。

2023/11/3 入院3日目(2-3クール目)

投薬の翌日である。眠りは浅く、胃がムカムカして吐き気を催すため、精神的に余裕が無くなってくる時期だ。

さて、今日はシーツの交換日である。新しいシーツは気持ちがいいので、気分転換になるだろう…と思って交換を待っていると、交換のアナウンスから一向に来ない。確認すると僕の階の交換は終わったとのことだったので(終わってないのだが)、呼び出して交換をお願いした。神経質かもしれないがが、もやもやとした気持ちのまま過ごすのも嫌なので、きちんと確認することにしている。

入院が2日前だったので、まだシーツが綺麗だろうと判断されて、スキップされたのかもしれない。以前は入院が前日でも交換してもらったが、方針が変わったのだろうか。それならそれで、やらない基準を明確にして伝達しておくべきだろう。何も言われないでスキップされるのは、気分のよいことではない。

というか、やるときの連絡は当然として、やらないときの連絡も当然して然るべきだと思うのだが、僕が細かすぎるのだろうか。むしろ仕事などは、やらないときの連絡のほうが大切だろう。連絡がない限り待っている相手は、いつまでも動けないままリソースを拘束されてしまうことになるのだ。

 

とまあ、色々言ったが、単なる伝達ミスの可能性もあったので、交換してもらった以上、ノーサイドとしたかったが、今度は夜のゴミの回収に来ない。こればかりは衛生上毎日来なければならないので、完全なスッポカシだろう。気分が良くない。

精神的に余裕がない日は、細かいことでイライラしてしまう。

2023/11/2 入院2日目(2-3クール目)

採血に問題はなかったため予定通り投薬である。

今回の薬はかなりきつい。どぎつい色の抗がん剤を投薬されているだけで気が滅入る。そして、抗がん剤を打った夜は大抵眠りが浅くなる。

看護師さんは夜中の巡回で顔に懐中電灯を当ててくるのだが、あれは何をチェックしているのだろうか。きちんと呼吸をしているかを見ているのか?光を当てた時の反射反応を見ているのか?生存確認をしているのには違いないのだろうが、もし後者ならば、最近の懐中電灯はLEDランプで直進性が強いので、瞼の上からでも目に当てられると非常に眩しいのだ。まどろんでいるときは、折角寝つきかけていたのに、そのせいで目が醒めてしまうこともある。

どちらにせよ患者の顔に当てる懐中電灯は、昔ながらの白熱電球に戻したほうがいいのではないだろうか。と、目に当てられた光で目が醒めてしまった僕は思う。

2023/11/1 入院1日目(2-3クール目)

今日から3クール目の入院である。

11/1から入院だとキリが良くて助かる。ある病院への入院日がある月に数日だけだと、入院費がさほどではないため、高額療養費制度に引っかからずに微妙に損をしてしまうことがある。また、入院が2月に分かれると、会社に提出する書類の作成が面倒なのだ。

今回も外来ではなく入院である。かなり強めの抗がん剤なので、副作用などを考慮して病院に融通を利かせてもらった。病院には希望を最大限聞いてもらって本当に助かっている。問題なければ1週間程度で退院の予定である。

さて、今日の採血の結果に問題なければ、明日より抗がん剤の開始だ。

憂鬱だが頑張って乗り切って行こう。