半ば終活的なことを進めている。
処分できる動産は大部分を現金化してしまった。
残る大きな財産は株や投資信託などの有価証券で、売って現金化するタイミングが問題である。本来ならそのまま残して配当を貰い続けるのがベストだが、母親が株を管理するのは難しそうだ。本気で死を覚悟したタイミングで売ればいいだろうとは考えているが、日経平均が上がり続けているので、「靴磨きの少年」よろしく、一旦はそろそろ売り時なのかもしれない。
気に入っている洋服はまだ残してあるが、結構いいやつが多いので、売ってしまうよりは、価値が分かる友人に形見分けでもして着てもらったほうがいいかもしれない。
もっとも、死人の持ち物なんて縁起が悪いから持ちたくない人もいるだろうから、押し付けにならないように、趣味の合う人だけに打診しようと思っている。病気になって色々あり、人間関係の整理をして没交渉になった人も多いが、積極的に連絡を取る友人は5人くらい残っている。少ないと思うかもしれないが、この状態になっても、5人残っているだけで十分だろう。
困っているのは大量のマイルの処分である。僕はマイルを集めるのが趣味だったので、大量のマイルが残ってしまっている。もちろん特典航空券に交換するのが一番割の良い使い途なのだが、そんな体力も気力も時間もない。
JALマイルはPONTAを経由してSBI証券の投資信託の購入に使えるため、実質的な現金化はできそうだが、大量に残っているANAマイルの使い途に困っている。等価でTポイントに交換して、さらにPaypayポイントに交換すれば、それなりに流動性の高いポイントには変換できる。しかし、このルートは年間2万マイルが上限で、さて残りはどうしようかといったところだったが、6月からANAPayでID払いとバーチャルカード払いができるようになる模様。ANAPayにマイルでチャージすれば地道に消費できそうだ。
ただ、ブリティッシュエアのマイルだけは、どうやっても消費できるルートがない。仕方がないので、もし生き残ったらこのマイルで旅行にでも行くとしようか。
明日より5クール目の入院である。耐えるしかない。