30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

2023/8/17 外科手術当日

いよいよ外科手術当日である。

何度やっても慣れないものだ。前回の苦しみを知っているので、今回は知っていることにより前回と違う憂鬱さとプレッシャーを感じる。

朝の8:30より手術が始まり、そこから手術は4時間ほど、そして病棟に帰ったのは19:30頃であった。病棟の時計を見たときは、余りに時間が経過しているので、時間が間違っているか、病後の幻覚を見ているのではないかと思った。術後の体調の戻りが非常に悪く、処置室でしばらく苦しんでいたのは確かだ。血が気道に溜まっており、大量に血を吐いたりして、なかなか大変であった。とは言え、これほど長く苦しんでいたとは。

術後の処置室に向かう意識が朦朧とした中で、先生が手術は予定通り上手く行った旨の報告を受けた。とても有難いことである。

 

さて、術後の病棟での時間は地獄である。朝まで拘束されたまま、水もろくに飲めない時間が続く。カテーテル、ドレン、点滴などのチューブが全身に刺さっており、ほとんど自由に動くことができない。

このような絶望的な状況の中で、最初の希望は、まず水を飲むことである。病棟に戻ってきてから3時間後の22時ごろにようやく水を飲むことができた。まさに甘露である。前回も同じことを書いていた気がするが。

その後も、麻酔でさんざん寝ていたため、全く寝付くことができず、動けないままのかなり苦しい時間が続く。看護師さんにお願いして、錠剤の睡眠剤を2種類用意してもらったが、それでも寝付くことができない。最終的に点滴に睡眠剤を注入して貰って、夜中の4時ごろにようやく寝付くことができた。

相変わらず、外科手術の当日は人生で最悪の一日である。