30代がん闘病記

2014発病・入院・結婚 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院→2025最終章

2026/4/24 サイバーナイフ1回目

サイバーナイフの初日だ。

今回は全5回の照射を予定している。

右頬のやや上に腫瘍があり、今では素人目にも分かるほどの大きさまで肥大化してしまっている。以前に書いた特殊な投薬治療も効果はなく、外科手術となると今の僕には身体的負担が大きすぎる。そのため、サイバーナイフを試みることになったというわけだ。

この腫瘍が消えたところで、別に僕の運命が変わるわけではない。それでも、見た目の問題もあるし、やっておいて損はないだろう。

 

この病院でサイバーナイフを受けるのは、これで3度目になる。そういえば、2度目の治療は母親が倒れる直前、まだ生きていた頃のことだ。この2年半で、あまりにも多くのものを失ってきたのだと、改めて思う。様々な感情が、静かに去来する。

これまで2回は入院での治療だったが、今回は通院を選んだ。入院には、移動の手間がないことや、任意保険の入院給付金が出るといったメリットもある。とはいえ、もう病室にいるだけで気が滅入ってしまい、精神的に耐えられそうにない。

そのため会社にはテレワークの許可を得て、ゴールデンウィークと重ねる形で通院治療にした。普段とは違う道を車で走るのも、ちょっとした気分転換になって悪くない。

 

さて、3度目ともなると、さすがに緊張もない。

相変わらず痛みはなく、20分ほどであっけなく終わった。

正直なところ、「もう終わったのか」という感覚だ。以前の日記にも書いたが、一時間半ほど全身を固定されるシンチグラフィ検査を何度も受けているせいで、あの苦痛が基準になってしまっているのだろう。

 

残り4回の照射。

とりあえず、やれるところまでやってみようと思う。

おそらく、これが人生最後の治療になるのだろうから。