30代がん闘病記

2014発病・入院 → 2016転移・再入院・離婚 → 2018再出発 → 2022再々発 → 2023入院

2022/10/4 キイトルーダ11回目と歯医者

キイトルーダ11回目の投薬日であった。それだけである。何も特筆すべきことはない。効果がないことを認識しながらダラダラと超高額な投薬を続け、医療費を垂れ流すだけの日々よ。身体へのダメージもそれなりにあるわけで、最近は体力が落ちたし、鼻水がとめどなく流れ出てくる。この鼻水の処理で毎日精神的に消耗してしまう。正直なところ、もうどうでもよくなってきた。この無間地獄を早く終わらせたい。

 

さて、僕は唾液が少ないので、虫歯になりやすく、定期的に歯医者に通っている。先日の定期健診で虫歯が見つかったが、治療時には麻酔があったほうがいいとのことで、キイトルーダを打っているという事情もあり、一応主治医への確認を勧められたのだった。主治医の回答は問題なしとのこと。

よって、麻酔ありで虫歯治療をしてもらおうと、歯医者に出向き、

「麻酔はどうされますか?」という先生の問いに対し、

「大丈夫です」というやり取りを済ませたのであった。

しかし、先生は麻酔無しで治療を始めたのである。

 

理由はお分かりだろうか。僕は「No problem / Yes please」のつもりで回答したのだが、歯医者の先生は「No thank you」の意味に捉えてしまった、ということだ。この捉え違いに気付くのに歯を削られ始めて僅か0.1秒。危ないところであった。今後は極力「大丈夫」という回答をしないようにしようと思う。

 

とは言え「まだ人生を諦めずに生きていくことはできますか?」と問われたら

「もう大丈夫です」と今の僕なら答えてしまいそうだな。

さて、どちらの意味だろうか。