陽子線治療26日目。すなわち今日で終わり。
約100日という長きに渡った治療が終わったという喜びと同時に、言い知れぬ不安が心中を支配している。今までは陽子線治療に耐えきるという明確な目標があった。しかし、治療が終わってしまった以上、能動的にも受動的にも、病気に対して僕ができることは何もない。地元に戻って結果がでるまで日々を過ごすだけだ。
3か月後のMRIを受診するまで、治療の成否は分からない。しかし、上手く行かなかった場合でも、できることはもう何もないのだ。正直、夜中に目覚めて不安で叫び出しそうになることもある。
がんに罹って宗教に依存する人の精神状況も今では分からんではない。
あとはもう運否天賦のみ。