後は週明けの2回を残すのみである。
入院当初は後頭部の頭痛が酷く、余り動くことが出来なかったが、ここ数日は大分落ち着いてきたので、多少は動く余裕も出てきた。とは言え、そんなにやることがあるわけでもないので、小説を読んだり、ネットをしたりして過ごしている。
そして、平日の朝に今まで見る機会のなかったテレビの情報番組をザッピングしたりするのだが、どの局もメシの番組ばかりである。味覚障害のある僕にとっては、他人が美味しそうに食事をしているシーンを見るのは苦痛なので、一般人よりもメシを取り扱った番組に対して過敏に反応してしまうのは否めないが、それを差し引いても本当にどの局もメシの番組しか流していないように思える。
テレビをつければ、メシ・メシ・メシである。メシでなければ、ジャニーズか韓流アイドルかクイズ番組か、といったところか。最近はテレビ番組をロクに見ていなかったが、ここまで程度が落ちたのかと暗澹たる気持ちになった。
今なら炎上しそうな発言だが、20年くらい前にテレビのプロデューサーが、テレビ番組は「高卒の専業主婦の知的レベルを基準にして作る」と話していたのを記憶している。20年前はもう少し骨太な番組も多かったような気もするが、日本人のレベルがそれだけ落ちているということだろう。政府にもテレビ局にも、この程度の番組を流しておけば満足する国民だと舐められているのだ。
また一つ、この世からおさらばすべき理由が増えてしまった。